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がんばらないで自由になるためのブログ

物を減らすと時間が増える

考えが煮詰まってしまったときに、無性に片付けをしたくなることがあります。試験勉強をしようと教科書を広げても、散らかった部屋が気になり、片付けを始めてしまうことがあります。

 

 

別に、片付けが大好きというわけではありません。むしろ、

 

 

片付け大っ嫌いです

 

 

それでも片付けを始めてしまうのは、まぁ、現実逃避ですよね。

 

さてここで、片付けるべきものがすでに存在しない状態であったなら、どうなるでしょうか。

 

片付けに逃げたくても、片付ける対象物がないわけですから、片付けはできません。片付けるものが何もない場所にいる私は、めでたく、考えたり勉強したりする時間を手に入れることができます。

 

物を所有していると、その物の維持や管理に時間を費やす必要があります。片付けなんて、散らかっている物を定位置に移動させるだけの作業ですが、物がそこに存在している限り、この作業はなくなりません。つまり、物が多ければ多いほど、物の管理に時間が奪われてしまいます。

 

たとえば、ベッドと机しかない部屋に本を一冊だけ持ち込んだとすれば、その本がたとえ全く興味のない分野のものであったとしても、読むことになるでしょう。しかしその部屋にスマホもあったら、メールチェックからネットサーフィンの流れで本を読まずに過ごしてしまうかもしれません。

 

“何もしない”という状態は、私たちにとって結構苦痛です。何もない部屋に1冊だけ持ち込んだその本がたとえば六法全書だったり般若心経だったとしても、それしか読む物が無ければ、何もしない状態から逃げるように、読み始めるでしょう。

 

物を減らすことで、“物を管理するために費やす時間”を減らし、その代わりに“やりたいことをやる時間”を確保できます。