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休日出勤の方が仕事が捗ってしまうのだが、これを平日にやることはできないのか?

 せっかくの休日なのに、休日出勤をしてきました。

どうしてもやらなければならない仕事があるので仕方なく職場に行くのであって、別に仕事だけが生きがいとかではありません。

今日やる予定の仕事は、通常ならば半日から一日かかる仕事だと予想していたのですが、なんと、90分で完成しました。自分でも「えっ?」という感じでした。なぜそうなるのでしょうか?

 

 

そういえば、今日は、職場へ移動する際も、いつもの出勤時間より一時間早いにもかかわらず、とくに眠くもなく、だるくもなく、やる気に満ちていました。普段だと始業時間ぎりぎりに職場に到着するくらいの人が、こんなに朝早くから仕事に打ち込めるなんて、まるで別人のようです。

 

実は、この経験は2回目です。同じようなことが、数か月前にもありました。どうしても休日に仕上げなければならない仕事があって職場に出かけたときも、同じように、夜までかかるだろうと予測していた仕事が昼過ぎには仕上がっていました。

 

これはなにか法則がありそうです。

 

休日の作業と平日の作業との相違点

休日の方が仕事が捗る件についてネットで検索すると、休日は電話や会議や急な飛び込み仕事が入らないから集中しやすいという理由がヒットしました。たしかに、周りに人が少なく、集中しやすい環境という意味では平日よりも優れているかもしれません。でも、私の職場は、基本的に平日でも静かで、集中する環境としては誤差範囲のような気がします。

 

今日の仕事内容を振り返ると、「そこそこのクオリティ」で切り上げることが多かったと思います。よく言えば「割り切り」、悪く言えば「あきらめ」です。平日にやっている色々な試行錯誤をだいぶ端折りました。それで一応出来上がったものを見ると、普通の手順でやった場合よりも極端に劣っているという程ではなく、まあ及第点じゃね?という感じに仕上がりました。なんだか、普段やっている作業の中に、無駄な(クオリティを追及するなら必要だが過剰品質)な作業ことが多く含まれているような気がしてきました。

 

お客様の意図を十分に反映した最高の物を納品するというクオリティ重視の仕事を目指すと、際限なく仕事が増えてしまいます。しかし、お客様が満足する水準をぎりぎりクリアしている程度であれば、直感でコレと思ったものを提示すれば済むので、仕事における試行錯誤は激減します。これでお客様に満足していただけるのであれば、クオリティを追及するための試行錯誤は、自己満足に過ぎず、過剰サービスです。仕事の過程がどうであろうとも、満足していただける成果物ができれば無問題でしょう。

 

「早く帰りたい」という強烈なネガティブ感情が生産性を上げる

今日の休日出勤は、平日の勤務とは異なり「休日に仕事をしても、拘束時間に対しては給料が支払われない」という特殊事情があります(つまりタイムカードを打刻せずにコッソリ仕事をしたわけです)。手持ちのタスクを平日に処理することができれば、基本的には休日出勤など不要で、今日のように急ぎの仕事でもない限り、休日出勤なんてめったにやりませんし、やりたくもありません。このため、今日は、「一刻も早くこの職場から去りたい」というネガティブオーラ全開で仕事をしていたように思います。別に、この仕事が嫌でやりたくないのではなく、仕事内容がハードすぎることもないので、「チャッチャと仕上げてサッサと帰る」を実行したわけです。

平日は、始業時間から就業時間までは拘束されるので、「終業時刻までは帰れない」→「終業時刻までに今のタスクを片付ければよい」となり、タスクが後ろ倒しになりがちです。これが、休日出勤になると、「できるだけ早く帰りたい」→「処理する必要のあるタスクを最速で片付ける」となり、タスクが前倒しになります。労働関係の法律云々はとりあえず置いといて、やるべき仕事が終わったらその時点で帰るという休日出勤のスタイルは、仕事を効率的に進めるためにとてもよい影響を私に与えています。

休日出勤が上記の理由で捗ったと仮定すると、「一刻も早く家に帰る」を第一目標とすることによって、平日でも驚異的に生産性が上がるかもしれません。