日本語対応したAIライティングツール"Articoolo"に日本語を書かせてみた
AIが人間の仕事を奪うなどという話がちらほら出てきていますが、AIの実力はどの程度なのでしょうか。
AIがきちんとした日本語を書けるようになったのだとしたら、世の中の物書きは厳しい立場に追い込まれるでしょう。特に、ニュース記事、法律・特許関連文書、契約書など、理論的であることが求められる文章であれば、その理論をAIに学習させることで容易に人間の能力を追い越すことができると思われます。
目次
今年に入って、AIライティングツール「Articoolo」が日本語に対応したので、早速お試ししてみました。
Articooloって何?
Articooloは、キーワードを入力するだけでコンテンツ(文章)を自動作成してくれるツールです。今回、日本語に対応し、日本でのコンテンツマーケティング業界への参入が予想されます。
売り文句はこんな感じです。
- キーワードから文章生成できるAIによる自動ライティングツール
- URL/テキストからのリライトに、タイトル生成や画像サジェストなどの機能も搭載
- 料金は通常1回利用で1ドル
キーワードを与えるだけでまともな文章が自動で作れるのであれば、人間が文章を書く仕事はAIに奪われますね。実際のところはどうなのでしょうか。
ちょっとしたテストをしてみる
Articooloの実力を測るため、適当にピックアップしたキーワードを試しに放り込んでみてどのような文章が生成されるのか試してみました。お試しでは生成された文章の一部だけしか明らかにされないので、読める部分だけ抜粋します。
テストその1
- キーワード:「過去の株価」
- 文章の文字数上限:500字
生成された文章
どのようなキーが強い投資戦略にあるのかを専門のポートフォリオマネージャーに尋ねると、彼らはあなたに多様性を教えます.・・・・・
ちょっとわかりづらい表現で、内容があるようで無い文章が出来上がりました。
テストその2
- キーワード:「ブログ 記事 ネタ切れ」
- 文章の文字数上限:500字
生成された文章
・・・・・あなたのリンクの人気を高めることができるいくつかの方法を明らかにする以下の6つのステップ.・・・・・
かなり翻訳調な表現だが日本語が破綻しているとまでは言えない出来栄え。
テストその3
- キーワード:「日本の寿司」
- 文章の文字数上限:250字
生成された文章
症状としては、腸閉塞を含む胃の痛みおよび稀な虫垂炎. 通常、この国では、人々は喉の中でくすぐり感を感じるだけでなく、ワームを咳をするまで、この寄生虫を見つけます.
寿司を題材にその文章書いちゃうの?おいおい。。。
感想
ああそうですか。こんなもんですか。ポンコツAIちゃんですね。
AIは発展途上
ランサーズやクラウドワークスで記事作成やリライトをしている人の仕事が奪われるのはまだまだ遠い未来の話ですね。しばらく安泰なので安心してください。
なお、Articooloの名誉のために補足すると、現在のArticoolo日本語版サービスはベータ版です。正式サービスまでにどれくらい賢くなるのか楽しみです。
試すだけなら無料なので、ポンコツぶりを見たい方はArticooloのサイトへ行ってみてください(サイトは日本語化されています)。