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freeeカードライトで銀行法人口座から口座振替する際の落とし穴

9月初旬に会社を設立したので、銀行口座やクレジットカードの申し込みをあれやこれや行っています。今回は、普通に進めるとハマる落とし穴について、対処法(?)を書きます。

freeeはいいぞ!

会社設立から会計、銀行法人口座、クレジットカードまで、freeeのサービスは至れり尽くせりです。間違いや二度手間になるようなことも少なく、初めて会社を設立する人は会社設立freeeを利用するのが超お勧めです。

会社設立freeeが完全無料で非常に便利な定款作成ツールを提供してくれているので、会社設立を思い立ってから登記完了するまでとてもスムーズです。私の場合、スピード重視で進めたので、9月1日に作業を始めて9月3日に登記申請、9月6日には登記完了となりました。freee最高!

freeeカードライトという不思議なクレジットカード

freeeは、会社を設立したばかりの新米社長さんに優しい決済手段を提供しています。それが「freeeカード」「freeeカードライト」です。特に、freeeカードライトは、決算書や事業計画書などの提出が全く必要なく、会社が設立登記された事実が証明できればほぼ無条件に作ることができるカードです。このからくりは、「法人カードを名乗っていても実際は法人代表者の個人の信用に基づいている」という点にあります。つまり、会社設立前の仕事での年収などの信用力でカードを発行しているのです。

freeeカードライトで使える引き落とし口座

freeeカードライトの発行を依頼すると、ライフカード株式会社が入会審査(とはいってもゆるゆるの審査ですが)を行い、まずカードを送ってくれます。このとき、「個人事業主は個人名義口座」、「法人代表者は法人名義口座」と指定されます。今回は法人なので法人名義口座を引き落とし口座に指定しました。

freeeカードライトで法人口座を指定すると不備で返送される

「法人代表者は法人名義口座」と指定されているので、当然ながら口座名義人は法人名です。しかしながら、この状態だとライフカード株式会社から書類不備で返送されてしまいます。曰く、口座名義人名が「法人名+肩書+代表者個人名」の口座を引き落とし口座にしないといけないとのことです。法人として銀行口座を開く場合、その口座名義人名は「法人名」ですから、普通に銀行法人口座を開くと、freeeカードライトの引き落とし口座に指定できないトラブルに遭います。

このからくりは、上の方で説明した「法人代表者の個人の信用に基づいている」に起因します。つまり、freeeカードライトを発行する過程では法人の信用力は1ミリも見ていないので、銀行の法人口座を指定できず、法人代表者の個人名の入った口座が必要になるらしいのです。

実は銀行法人口座でも口座振替できるかも

銀行法人口座を開くときに「法人名+肩書+代表者個人名」を口座名義人名に指定して開設する人はあまりいないと思いますが、今回のような件に対応するために、銀行側でイレギュラー対応してもらえるようです。具体的には、口座引き落としを設定する場合に限り、口座振替依頼書の口座名義人名に「法人名+肩書+代表者個人名」と記載したときに、それを法人口座の名義人名である「法人名」に読み替えてもらうことができ、名義人不一致を出さないという対応ができるようです(ジャパンネット銀行に問い合わせました)。

ライフカードから返送されてきた依頼書に同封されている新しい依頼書に「法人名+肩書+代表者個人名」を記載して送ってみました。これがうまく通れば、freeeカードライトで銀行法人口座から引き落としできるようになります。そのほうが会計が楽になるので期待して待ちます。

うまくいったらまた記事を書きます。