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新商品の本麒麟がビールじゃないのにビール

f:id:SITARA:20180322125614j:plain麒麟麦酒から新しい新ジャンル飲料が発売されました。最近のビール風リキュールは、ビールっぽさを表現したものと独自のフレーバーに走るものに二極化していますが、本麒麟は、ビールらしさを追求した仕上がりです。

 目次

ビールらしい味覚を求める人へ

発表会での山形光晴マーケティング部長のお話です。

お客様ニーズは、新ジャンルに“ビールらしい”味覚を求めている。新ジャンルを愛飲する方も本当は、妥協せず、おいしいビールを日々気持ちよく飲みたいと思っている

ビール好きとしては、どこまでビールらしさを表現できたのが気になり、買って飲んでみました。

うんちく云々

節約志向が高まる中、低価格でありながら高品質な商品やサービスがお客様の支持を集めており、“身近なものこそ、きちんとしたいいもの”を選択する傾向が強くなっています。

当社調査によると、価格に敏感なお客様が新ジャンルに最も期待することは「ビールに近い味覚(高品質)」でした。一方で、このニーズを充足できる商品は少なく、新ジャンルユーザーの6割以上が「本当はビールを飲みたい」と回答しています。

「本麒麟」は、このニーズを満たすために、爽やかで上質な苦みが特長のドイツ産ホップを一部使用、長期低温熟成を採用し、アルコールは少し高めの6%で、「力強いコクと飲みごたえ」のあるおいしさに仕上げました。また、「本麒麟」というネーミングには、「日常的に飲まれる新ジャンルだからこそ、こだわって一番おいしいものを造りたい」という想いを込めています。

だそうです。ユーザーのニーズを的確に掴んでいますね。上記はかなりオブラートに包まれた表現ですが、ユーザーの本音は「旨いビールを安く飲みたい」ですから。。。。

さっそく注いでみます

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泡立ちはビールっぽくて良い感じです。香りもビール感があります。

麒麟麦酒の味がする

よくある発泡酒ビールテイスト飲料の味とはだいぶ違う味がします。例えるならば、一番搾りの味に近いですが、若干ラガーっぽい強さが感じられます。ビールですと言われて飲んだら100%ビールだと思ってしまうほどにビールっぽいです。

そして、麒麟の味です。ほかの何者でもなく、麒麟の味です。

コレ、ビール市場を駆逐する自爆商品じゃね?

ここまでビールらしいの出してしまうと、自社のビール市場を窮地に追い込んでしまうのではないかと逆に心配になるくらい、ビールです。税金の関係で安く買える新ジャンル飲料ですが、これくらい本気でビールのテイストを再現されると、値段のことを抜きにしても、「ビールじゃなければ」などと言っていた人々が本麒麟に流れるかもしれません。

「これでいい」じゃなくて「これがいい」と選ばれるヤツです。

ありがとう麒麟麦酒